林田の数学ブログ

素数(約数が1とその数の2個だけの数)が無限個あることの証明, ゴールドバッハの予想

素数とは,約数が1とその数の2個だけの数のことを言います。たとえば,2,3,5,7,9,11,13,17,19,・・・ 37,41,43, ・・・83,89, ・・・ ・・・ 613,617,・・・ 983,991・・・ などは全て素数です。

1から1000までの素数は,168個あり, 1から10000までの素数は1229個あります。

 

** 素数が無限にあることの証明 (古代ギリシャの数学者ユ-クリッドの証明) **

仮に,素数の個数が有限個とすると,最も大きい素数があるので,それを,Mとします。次に,2からMまでの素数をすべてかけた数に1をたした数をAとする。すなわち,

A=2・3・5・7・11・・・ ・・・ M+1 とする。 この数,Aは Mより大きく,素数ではない数なので,2つ以上の素数の積で表される。ところが,Aはどのような素数で割っても

1余る数なので,これは矛盾している。よって,素数を有限個とするのは間違いであり,無限個ある。(理解できますか?)

** 素数に関する未解決問題(ゴ-ルドバッハの予想) **

6以上の偶数はすべて,2つの素数の和で表すことが出来るであろう。     (例 : 12=5+7, 54=23+31)

 

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